福来純「本みりん」
みりんは、煮物を作る過程で形式的に入れるものだと思っていたあの頃…
日本酒と砂糖で補完できる存在だと思っていたことを、今は伏して謝罪したい。
上司に激励として連れて行ってもらった小料理屋で、
デザートとして出てきたのが、このみりんとの出会い。
普通のバニラアイスに、みりんと岩塩が上品にかけられ、
「洗練された大人のデザート」として、主役級のふるまいをしていたみりん。
キャラメルほど甘くなく、リキュールほど強くない、
そして普通すぎるバニラアイスを、さも一流女優のように仕上げる腕がある。
煮物として使うのがもったいない実力があるぶん、
煮物に使えば、劇的なレベルアップが可能になる。
今では甘さ・まろやかさ・まとまり感のためには、
我が家の食卓にとって欠かせない存在だ。
我が家独自レシピとしては、
しそ・みょうが・にんじんを細く切った薬味サラダの風味付けとして、
めんつゆと一緒に和えるという使い方もしている。
このみりん、色々TVでも紹介されてるのね。
実は東海地域では庶民スーパーで買える。店頭価格:950円
★★★活躍の場面★★★
・煮物
・砂糖を使うべき場面の砂糖の一部として(深みや大人っぽさ要素)
・バニラアイスに塩と一緒に(すごく品のいい塩キャラメルアイスになる)